
私たちの住む島田市には、
志戸呂焼きという焼き物(陶器)があります。
先日、彦次窯の丸山さんのところにお邪魔しました。
用を済ませ帰ろうと工房を出ると、
登り窯(陶器を仕上げるために焼く、昔ながらの窯)を発見!
大学生の頃、
父の知り合いの陶芸家の窯(穴窯?)で、
1日中つきっきりで火のついた窯に薪をくべたことがあり、
その時のわくわくした気持ちが甦りました。
工房にもどり、ろくろをひく丸山さんにまだ使用しているか尋ねると、
既に先代の時代、地震などで窯が崩れたことで使用していないとのことでした。
この形の登り窯は、現存するものは少ないようで、とても貴重なモノとのことでした。

瀬戸にもまだ同じ形のものがあるようです。
そしてこの工房のある一帯は、
江戸時代の頃、瀬戸から移り住んだ陶工たちの集落とのことでした。
もしかしたら瀬戸で登り窯を作っていた人がこの金谷にきて、
この窯を作ってたのかもしれません。
・この地域は加藤という苗字がほとんどだよ。
・瀬戸には「加藤」が多く、そこから移住してきたからこの辺に多い。
ということもおききしました。
もっとじっくりお話を聞きたかったのですが、
あまり時間がなく断念(^_^;)
またじっくりとお話をお聞きしたいです。

by.Muramatsu